つい先日、産後すぐから痛み出した親知らずを抜歯してきた話です。まだ完全母乳の授乳期ですが通院先の歯科の先生から抜歯を勧められたのがきっかけです。
妊娠中やこれから抜歯を考えている人の参考になればと思います。
私の親知らずは下2本が歯茎に埋まった状態
親知らずは人によって横向きに生えていたり、先端だけ顔を出している人がいたりとタイプはさまざまのようですよね。
私の親知らずは口を開けても肉眼では確認できない歯茎に埋まっている状態でした。レントゲンで詳しく確認してみると親知らずの歯が斜めに生えていて前の歯に当たっていることが確認できたので痛みの原因となってしまったようです。
しかし、これまで親知らずの事を気にしたこともなかったのに産後急に痛み出したのでまさか自分が抜歯することになるとは思いもよりませんでした。
産後に親知らずが急に痛み出したのはなぜ?
これまで一切悩んでいなかった親知らずが産後すぐに痛み出したのはなぜだろうと気になってので医師に相談しました。
すると確実な原因は分からないが、体調の変化や寝不足からも急に痛みを発症することもありますが、出産時のいきみによる歯の食いしばりが引き金になった可能性が高いとのことです。
それを聞いて少し納得しました。
あれだけいきんで歯を食いしばって出産していれば刺激を与えてもおかしくないなと。。
出産の経験がある人なら納得できるのではないでしょうか。
授乳中でも歯の抜歯はできるのか?薬の影響は?
念のため授乳中であることを先生に報告しましたが問題ないと言ってくれました。
歯科で使う麻酔は影響が少なく、一番心配されがちなのは抜歯後の抗生剤や痛み止めの薬を懸念することが多いようです。
しかし、抗生剤も痛み止めのロキソニンも母乳を介して赤ちゃんへ移行する量はごく僅かなので授乳を続けても問題ないと言われました。
生後3カ月以降の赤ちゃんであれば、お母さんが痛み止めを飲んだ後に授乳をしても影響はほとんどないそうです。また、痛み止めは、服用してから約5~6時間経つと体内にはほとんど残っていないと教えてくれました。赤ちゃんが生後3カ月未満の場合や、少しでも赤ちゃんが飲んでしまう薬の量を減らしたい場合は、痛み止めを飲んでから5~6時間以上あけて授乳すると良いかもしれないですね。
実際に授乳中に親知らずを抜歯した感想
ここからは、実際に産後すぐの授乳期に抜歯してみた感想を書いていきたいと思います。
腫れている期間は授乳期の空腹が辛い
授乳期の時っていくら食べてもお腹が空くんですよね。母乳をあげていると多めのカロリー摂取も推奨されています。でも抜歯してから2~3日は痛み止めのロキソニンを飲んでいても痛みに耐える期間が続きます。
また、人によるとは思いますが口が上手く開けられなかったり抜歯した側でかむことすら辛いときがあります。
それゆえ食欲が減退したり、食べる時の痛みがきついです。でも授乳していると平常時以上にお腹が空いてきます。これが辛いです。
食べたいのに食べられない。でも食べないと母乳も出ない。
この繰り返しでした。
添い乳する時の激痛
寝る時に抜歯した側を下にして寝ると激痛が走ります。
もちろん逆側を下に向けて寝ればいい話なのですが、授乳しているとそうはいかないです。
特に添い乳しながら横で寝ている人は辛いでしょう。母乳のために張ってくるので添い乳するために寝る向きを交互にしなければいけなくなります。
右側を抜歯したら右のおっぱいでの寝ながらの授乳は結構痛いです。
それは覚悟する必要があるでしょう。
夜間授乳での寝不足による痛み
授乳期には特に新生児から半年くらいまでは3時間おきの授乳が必要です。赤ちゃんにはまだ朝も夜もありませんからね。
寝不足も相まってか痛み止めの切れる間隔が早かったです。
6時間開けないと服用できないのですがだいたい4時間くらいで痛み止めの効果は薄れてきました。2時間くらい痛みと戦う羽目になって辛かったですし、寝かしつけの抱っこや赤ちゃんをあやす時の泣き止まないイライラとのバトルがしばらく続きました。
産後に抜歯したのはよかったのか
産後に抜歯することになって大変なことと痛みが重なって辛かったというのは正直な感想です。しかし、私はフルタイムで働いていたので出来れば育児休暇中に抜歯を終わらせておきたいという気持ちが後押しになりました。
働きながら育児や家事に追われている時には抜歯する余裕がないと思います。
育児休暇中は子供のお世話は大変ですが時間には余裕があります。
いい機会になったのではないのかなと思っています。