完全母乳はどんどん痩せる!?痩せる時期は?痩せない人はなぜ?【体験談】

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妊娠・出産

完全母乳育児をしている人はミルクや混合の人と比べて自然と体重が減って痩せるとよく耳にします。

実際に私も3児の母親です。3人とも完母で育ててきた経験があります。

今回は本当に完全母乳だと痩せるのか、痩せやすい時期や痩せない人がいるのはなぜなのかご紹介していきます。

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完全母乳が痩せるのはどうして?

妊娠中は出産にむけて体重が増加しています。産後にすぐに体重が戻るわけではなく徐々に元の体重に戻っていくものです。

同じ産後のママでも、体重を妊娠前に戻すまでの期間が完全母乳で育てているママの方が早いと言われています。理由を以下に説明していきます。

痩せる仕組みとは

痩せるという事は体脂肪を減らして体重が減少することです。水分だけ体内から減らしても痩せたとは言えません。

人間が体重を減らすには、摂取するエネルギーと消費するエネルギーのバランスが重要です。1日に必要なエネルギーよりも多く食事を摂取したり消費するエネルギーが少ないと体重の増加につながります。反対に摂取するエネルギーに比べて消費するエネルギーが多いと体重を減らすことができます。

母乳を作るために消費カロリーが増加する

母乳の主な成分はママの血液から作られています。そのため、授乳期のママの体の中では母乳を作るために多くのエネルギーを消費することになります。エネルギーの消費量は産後の時期や母乳の出具合によって個人差がありますが多い時で一日に350キロカロリー程度消費エネルギーが増えると言われています。

いつもと同じような食事をしている場合には出産前よりも授乳期の方が消費エネルギー350キロカロリー多くなり痩せやすい時期となるのです。授乳期間中に母乳によってどんどん痩せていく理由は消費カロリーの増加が一番の理由と言えるでしょう。

完全母乳で痩せる時期はいつ?

母乳で育てているからと言って産後すぐに痩せたり痩せ続けていくわけではありません。母乳で痩せると言っても期間によって痩せやすさは異なってきますので私の経験も踏まえてご紹介していきます。

母乳の成分と授乳量が消費エネルギーの鍵

母乳は赤ちゃんの時期によって成分が変化していきます。出産してすぐの母乳の事を初乳と呼びます。初乳は産後2 日くらいまでに出る母乳の事です。産後3日目以降に出る母乳の事は成乳と呼びます。成乳は初乳に比べて乳糖と脂肪の濃度が高くなるのでよりエネルギーを使うとされています。

また授乳量も生まれてすぐの赤ちゃんはたくさん飲むことが出来ないので少ないですが成長とともに授乳量が増えていくのでママのエネルギーの消費量も当然変わってくるのです。

産後1ヶ月

生まれてから1ヶ月の赤ちゃんは、欲しがる量に個人差はありますが1日6回~8回、1回あたり80ml~100mlほど母乳を飲みます。

まだ胃が小さくたくさん飲むことが出来ません。ママの母乳もまだ軌道に乗っていない人もいるので消費エネルギーは少なめです。母乳で痩せていくという実感はまだないママがほとんどでしょう。

産後2ヶ月

産後2ヶ月になると赤ちゃんが母乳を飲む量が1日6回120ml~160ml程度と増えていきます。母乳をあげているとお腹が空くことが増えたり喉の渇きを感じることもあるでしょう。

母乳の量が増えてママの体の中でも母乳を作るために消費エネルギーが増えていることを実感し始めます。

早い人では体重が減少するスピードが速くなったことを実感するかも。でも産後で体も完全に回復しているわけではないので運動量も少なくて痩せない人ももちろんいます。

産後3ヶ月~6ヶ月が最も痩せやすい

母乳育児にもだんだん慣れてきて、沢山母乳が出始めるのが産後3ヵ月くらいです。

1回120ml~160ml、1日6回~8回と一番授乳量が多い時期なのでこの期間が痩せるゴールデンタイムでしょう。

また、産後のダメージからも体が回復し外に出て散歩したり、体重の増えてきた赤ちゃんを抱っこすることでも十分な運動になるのでこの期間に一番痩せやすくなる理由のひとつかもしれませんね。

この時期は食べても食べても太らない時期でした。ですが母乳で消費エネルギーが増えた分お腹は空きやすいので食べすぎには注意しないと痩せることはできません。

産後6ヶ月~1年

この時期になってくると赤ちゃんは母乳だけでなく離乳食が始まります。そのため授乳する回数や授乳量が減ってくるので当然ママの消費エネルギーも少なくなっていきます。

母乳は必要な量しか作られないため食事に移行していくと母乳だけで痩せることは難しくなっていきます。

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赤ちゃんもハイハイやつかまり立ちしたりして目が離せなくなる時期なのでダイエットへのやる気スイッチが入りにくくなります。産後半年までに母乳で痩せやすくなっている時期に妊娠前の体重まで戻せるとベストですよ!

 

 

完全母乳なのに痩せない原因

母乳はどんどん痩せるという一方で、母乳育児でも痩せなかったというママの意見もあります。母乳育児をしているのに思ったように痩せていかないのはなぜなのか以下にご紹介します。

摂取カロリーがオーバーしている

母乳育児をしているのに痩せない原因のひとつは「食べすぎ」が考えられます。授乳中に消費するエネルギー量は1日当たり350キロカロリー程度ですから、摂取したエネルギーが350kcalを上回れば痩せなくて当然なのです。

忙しくて栄養バランスが偏った食事をしていたり、育児で寝不足や疲れがたまりついつい甘いものを食べすぎてしまうと痩せることは難しくなるでしょう。

体内の血液量が増加しているから

妊娠前の体重にあと1~2キロが戻らないというママは単純に母乳のために体の中の血液量が増加しているだけということも考えられます。授乳期におっぱいが大きくなったと実感するママがほとんどです。この場合には授乳をやめれば体重も自然と妊娠前に戻る可能性があるでしょう。

便秘

授乳期には母乳で水分の排出量が増えて便秘になりやすいです。それだけでなく寝不足や食事の内容によって妊娠前までは便秘知らずだった人でも便秘になる場合があります。

便秘はダイエットの大敵ですから水分を多めにとったり食物繊維を多くとりいれていくとよいでしょう。

むくみ

赤ちゃんは昼間も夜中も関係なく授乳が必要となるのでママは寝不足になりがちです。そのほかにも授乳によってお腹が空いて夜中に食べてしまうこともあるでしょう。寝る前の飲食はむくみの原因となります。

酷い場合にはむくみを解消するだけでも1~2キロ体重が減ります。寝る前の食事を控えたり半身浴で良い汗をかいて余計な水分をため込まないことが大切です。日頃から着圧ソックスを履いておくのも効果的でしょう。

この記事のまとめ

産後は赤ちゃんに母乳をあげていると消費エネルギーが妊娠前よりも増えるため普段通りの食事を続けていればどんどん痩せて妊娠前の体重に戻すことが出来るでしょう。特に一番痩せやすい産後半年を目安として期間を意識するとスムーズに体重を減らせます。

でも一方で妊娠前までの体重よりも痩せすぎてしまって体力が無くなってしまう人は注意が必要です。その場合には必要なエネルギーが足りていないという事になりますのでしっかり食事をとっていく必要があります。

赤ちゃんの育児に追われて大変な時期ですので、栄養バランスを常に意識することは難しいとは思いますが母乳のためにもしっかりと食事をとりつつ間食の内容を変えてみたり適度な運動を取り入れていくと体重管理がうまくいくと思います。

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