育児をしているとついふとした時に感情が抑えきれなくなり怒鳴ってしまう。
そんな経験をしたことのあるママは多いのではないでしょうか。
私も夜に子供を寝かしつけた後に、感情的に怒鳴ってごめんねという気持ちが溢れてきた事が何度もあります。
普段は怒鳴ることがなかったのに、ついつい怒鳴ってしまうときは心からSOSが出ているサインかもしれません。
自分が今抱えている不安やストレスを緩和させる事が必要です。
先輩ママたちの意見を参考に出来る対策をまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
怒鳴られ続けた子供は感情的な性格に育つ
子供がルールを守らなかったり、何度注意されても同じことを繰り返す時にはイラっとしてしまいがちです。
しかし、何度怒鳴っても結果は変わらないどころか子供が反発をするようになるという経験はありませんか?
子供は親の口癖や態度、怒り方を自然と自分にもインプットしてしまいます。
怒るのではなく伝える事を意識して感情をコントロールすることが大事です。
怒られて育った子供は感情的に周りに当たることを覚えていきます。
すると家庭の中でも反発が増えてますますヒートアップしてしまう一方です。怒りすぎたなと感じた時にはまず一呼吸置きましょう。
そして怒る前に一度その場から離れましょう。感情的に怒鳴ってしまわないように今子供に伝えるべきことは何かを自分の中で整理してから子供と向き合うようにしましょう。
伝え方に一工夫【脅し言葉】は使わない
子供に注意するときについつい使ってしまいがちな脅し言葉とは
- 服を着ない「風邪ひいて明日はお医者さんだね」
- 宿題をしない「明日先生に怒られるね」「先生に電話だね」
- 歯磨きをしない「虫歯になって歯医者さんだね」
- 片付けをしない「全部ゴミなんだね」
- ゲームやテレビの見過ぎ「目が見えなくなって将来は眼鏡だね」
- 好き嫌いが激しい「身長伸びないね」
一度は使ってしまったことのある言葉ではないでしょうか。
なぜ脅し言葉がダメなのか、これは伝え方にあります。子供はまだわからないことだらけの世界観の中で過ごしています。
その中で信頼を置いている親から「~だね」「絶対~なる」と言われてしまうとそちらへの絶望感が先に頭に入ってきてしまうからです。
同じ言葉でも脅すのではなく伝えることが大事。
なぜダメなのか。服を着ない子供に
「ほら、体が冷えちゃうと病気になりやすくなるよ。元気でいるために服をきてね」
といいかえるのです。
始めのうちはイライラを抑えるのに大変かもしれませんが何度も理由とともに直してほしいことを伝えることで子供にも伝わっていきます。
感情的に怒鳴ると子供は「また怒られる」と委縮してしまうのでまずはぐっとこらえて伝える事を意識していきましょう。
時間に余裕を持たせた行動をしよう
怒鳴ってしまう時の事を思い返してみてください。自分にとって時間ない時が多くありませんか?
大人の都合に合わせて子供に動いてもらうのはとても難しいことです。
30分後に外出したい場合には「あと20分したら出かけるよ」と声掛けを変えてみましょう。
今までは出発時刻になってもまだトイレに行っていなかったり靴下を履いていなかったりとイライラしてしまったことでも、あと10分あるからと余裕をもって支度を見守ろうという気持ちに変えることが出来ます。
ダラダラしていて子供が動かない時に「置いていくよ!」はNGです。
「ママの洗い物とあなたの着替えがどっちが早く終わるか競争ね」などと自分から動きたくなるような言葉で促してあげましょう。
子供に期待しすぎない【失敗も受け止める】
- もうお兄ちゃんなんだから自分で…やりなさい。
- 6年生にもなって…そんなこともできないの?
- こんなテストの点数で…授業聞いているの?
- そんなことも出来ないなんて…情けない。
自分の子供にはついつい知らないうちに期待している親が使ってしまう言葉です。
自分が子供のころに出来ていたことが出来ていなかったり、このくらいの年齢ならこれは出来て当然だと決めつけてはいませんか?
自分の子供であっても自分の分身ではありません。
一人一人得意なことや苦手なことはそれぞれです。
自分が子供のころは出来た。周りの子供は出来ている。など勝手な物差しで子供を図るのはやめましょう。
出来ない事や苦手なことをしっかり受け入れたうえでの対策をとることが大切です。
片付けが苦手なら日頃の生活の中で声掛けを見直して、片づけないとごはんが始まらないようにしたり、何時になったら片付けしようねと約束をするのもいいでしょう。
子供の事をいっぱい抱きしめよう
イライラしてしまった時ほど感情のコントロールがきかなくて自分を責めてしまうママも多いのではないでしょうか。
そんな時には子供の事をぎゅっと抱きしめてあげましょう。
「強く言いすぎてごめんね。」
時にはそんな言葉で反省を伝えることも必要かもしれません。
ママは怒りたくて怒っているわけではない。
怒っている方も辛い。
その気持ちを全て隠して一人で抱え込む必要はありません。
イライラしてつい怒鳴ってしまったときには、心の内を話してみることで心が楽になることもありますよ。
抱きしめてみると「まだこんなに小さいから出来なくて当たり前なんだ」と私は我に返ることが何度もありました。
子供の成長に目を向けよう
子供は常に成長を続けています。
ぱっと見だけで成長していない部分だけを叱るのではなく、頑張っているところ成長しているところ、出来るようになったところに目を向けてたくさん褒めてあげましょう。
時間通り出来ないと怒鳴っているけれど、時間よりも早く出来たときに褒めていますか?
やるべきことがしっかり出来たとき、成長を感じたときには大げさなほど子供の事を褒めてあげましょう。
怒られることばかり意識していた子でも、褒められて肯定されることによってもっと褒められるように頑張ろうと変わってくれるかもしれませんよ。