妊娠後期に入ると子宮頚管が短かったりお腹の張りが強いことが原因で切迫早産と診断されることがあります。私自身、3回の出産経験があります。そのうち2回切迫早産で入院をしました。
切迫早産で入院になったら持ち物は何を準備したらいいのかしら?
産科で切迫早産と病院で診断されると一般的には受診した当日から入院となります。または、受診した時の切迫早産の危険度が高ければ自宅に帰してもらえずその場で即入院になる可能性もあります。
急な入院で必要最低限の準備だけになってしまうことがほとんど。
家族に届けてもらう必要な持ち物やあると役に立つ暇つぶしアイテムなどをご紹介します。
まだ入院まではいかずに自宅での安静中の頃の話はこちらです↓
切迫早産で入院する時の持ち物リスト
切迫早産で入院する時に最低限必要な持ち物を以下にリストアップしました。
- 母子手帳
- 健康保険証
- マスク
- スマホ
- 充電器
- 下着
- パジャマ
- ナプキン
- スキンケア用品
- 歯磨きセット
- 現金
- 筆記用具
- その他病院から指定された物
この必要な持ち物について私の切迫早産での入院の経験も踏まえて詳しく紹介します。
母子手帳
妊婦であるあなた自身やお腹の中の赤ちゃんの様子を詳しく書かれている母子手帳は必ず持参しましょう。またお住いの市区町村からの妊婦検診の助成金のチケットがあればそちらも合わせてセットにしておきましょう。
健康保険証
医療を受ける時には必要な物となります。月が変わると再度保険証の確認が行われる場合がありますのでこちらも必ず持参しましょう。もし、入院先の病院で必要なくても切迫早産の場合には大きな医療機関への転院になる可能性もあります。必ず所持しておきましょう。
マスク
妊娠中は免疫力が下がることがあります。または総合病院などで入院している場合には病院内でウイルスを移されてしまうこともあり得るでしょう。新型コロナウイルスのように感染症が流行する可能性もありますので不織布マスクのご用意をしていきましょう。
スマホ
スマホは入院中に家族と連絡を取るために大切な連絡手段です。暇つぶしにも最適ですので当たり前の持ち物ですね。
ワンポイントアドバイス
入院中に暇つぶしが出来そうなゲームや漫画アプリなどは入院前に出来ればWi-Fi環境でインストールしておきましょう。病院にはWi-Fiが整備されていないことがほとんどですので、いざ入院してからたくさんのアプリをインストールするとパケット通信料がかかってしまいギガが足りなくなる可能性が高いので注意しましょう。
充電器
スマホの充電器も忘れずに。特にケーブルが長めのものがあるとおすすめです。ベッドから離れた場所にしかコンセントがない場合、充電が切れると充電しながらスマホを使うことができません。ケーブルが短いものしかない場合にはモバイルバッテリーも持ち物に追加するとよいでしょう。
下着
お腹は妊娠後期になるとどんどん大きくなりますので締め付けの少ない下着がお勧めです。特に横になったときに痛くならないようにノンワイヤーのものやブラトップなどが過ごしやすいです。
パジャマ
出産準備用に買っておいた前開きのパジャマがあるといいですね。切迫早産の場合、毎日NSTという機械をお腹につけてお腹の張り具合を調べます。腹部エコーでの診察もありますのでお腹を出しやすいゆったりとしたものが便利です。
ワンポイントアドバイス
ちなみにワンピースタイプのパジャマはお腹を見せる時に下半身も出てしまうのでオススメしません。ワンピースの場合はレギンスなども持っていくといいでしょう。
ナプキン
子宮頸管の長さを調べるために内診をすることがあります。内診後は傷がついて出血する可能性があるのでナプキンの準備をしておきましょう。切迫早産の傾向としても出血する可能性があるので多めに持っておくと安心です。
スキンケア用品
洗顔やスキンケア用品、お風呂で必要な物など事前に病院に備品の有無を確認して足りないものを持参しましょう。タオルも貸し出しがあるところは少ないので持参するとよいでしょう。
歯磨きセット
こちらも必要必需品ですね。しっかりと準備しておきましょう。入院期間が長期にわたる可能性もあるので使い捨てでないものがおすすめです。
現金
1日3回の病院食でしか飲み物は出ません。院内の自販機などで飲み物が欲しくなったときに買えるように小銭を用意しておくと便利です。コインランドリーがある病院もあるので多めに持っておくと重宝するでしょう。
筆記用具
病院内で書類を記入したり自分で体温表や健康チェック表の記入を求められることがあるので筆記用具は必要です。貸し出しもあるかもしれませんが、医師に質問したい事や気になったことなどをメモできるのでペンとノートの用意をしておきましょう。
家族に伝えたいことなども忘れないようにメモしておくと面会時に伝達漏れがなくて済みますね。
その他病院から指定された物
病院から必要品のリストを提示されると思いますので上記の中で足りないものは必ず持参するようにしましょう。
切迫早産で入院する時に役立つもの
必要最低限のものだけでも入院生活は送ることが出来ますがあるともっと快適に過ごせる役立ちアイテムを紹介します。
- アイマスク
- 耳栓
- 目薬
- リップクリーム
- 鏡
- 抱き枕
- イヤホン
- 着圧ソックス
- ウエットティッシュ
- スリッパ
- ハンガー
正直、病院のベッドは固いのでお腹の大きい妊婦が長期の入院をするのはかなりのストレスでした。また、個室の差額料を支払わずに大部屋で過ごしたので大部屋ならではのストレスもありました。
以下に、少しでも快適に過ごすためのアドバイスを踏まえて役立ちアイテムを紹介していきます。
アイマスク
切迫早産での入院は、「早産してしまうのではないか」と不安になって中々眠れない日々が続きました。でも妊娠中の体調管理、お腹の中の赤ちゃんのためにも寝なければ健康にも良くありません。なるべく寝付きが良くなるようにアイマスクを使ってみたら大正解でした。
環境が変わると眠れない人にはぜひおすすめします。
耳栓
大部屋ならではですが、同室の妊婦さんのイビキや寝言が気になることがあります。また、イヤホンをつけずにテレビを夜中までつけている人がいると音が気になって眠ることができません。
耳栓は100均でも手に入るのでぜひ家族に買ってきてもらうとよいでしょう。いらないと思っていても部屋の入院患者は入れ替わりがあるので突然必要になる可能性もありますよ。
目薬
入院中の暇を紛らわすためにスマホやタブレット、テレビを一日中見ていると目が乾燥してドライアイになりがちです。空調も24時間稼働しているので部屋の乾燥も受けやすかったです。普段使わない人でも目薬があるとスマホ疲れを和らげる効果があるのでぜひおすすめです。
リップクリーム
目と同じく乾燥しやすいのが口元です。水分を取る量が減るので特に口元の乾燥が進みやすいと感じました。
鏡
大部屋の場合、鏡はトイレにしかない場合があるので手鏡を用意しておくと良いでしょう。面会に来てくれる人の前でボサボサ頭になっていないか気になってしまいます。なるべくベッドで安静に過ごすように指示されますし、スキンケアの時にも役に立つので置ける形の鏡がおすすめです。
抱き枕
妊娠後期になると上を向いて寝る姿勢は辛いですよね。横向きでもお腹が苦しくて眠れないことがあります。自宅で使っていた抱き枕などがあればぜひ病室でも使うことをおすすめします。座り姿勢の時にも腰のクッションとして使えるので寝たきりの辛さが軽減されますよ。
ワンポイントアドバイス
大きな荷物になるので自分では持っていかずに家族に持ってきてもらいましょう。持っていなくても授乳クッションとしても使える抱き枕なら産後も使えるのでこの機会に購入するのもアリですよ。
イヤホン
テレビやスマホで使える長めの有線イヤホンがお勧めです。もちろん無線のワイヤレスイヤホンでも大丈夫ですが長時間使うので充電する手間が面倒に感じるかもしれません。
ワンポイントアドバイス
ワイヤレスイヤホンを使って寝落ちしてしまうとベッドの布団の中を探すのが大変でした。手は点滴でつながれているので思うように動けないことを想定しておきましょう。
着圧ソックス
妊娠中はとにかくむくみが気になりますよね。入院して寝たきりの生活になると太ももやおしりを長時間圧迫されて足のむくみが酷くなりました。足を高くして寝てみても改善されない場合や日頃からむくみやすい体質の人はぜひ用意することをおすすめします。
むくみは水分を溜め込むので体重にも影響します。入院してからの体重管理にもぜひ活用するといいでしょう。
ウエットティッシュ
ティッシュは病院にあるかもしれませんが、ウエットティッシュがあるとすぐに手を洗えない時にも役に立つので重宝しました。
スリッパ
病院で準備が無い場合にはぜひおすすめです。トイレやお風呂の移動の時にも点滴をつけながらになるのでサッと履けるスリッパは大活躍します。
ハンガー
体温調整のための上着をかけて置いたり、濡らしたタオルを吊るしておくと冷房による乾燥を和らげることができるのであると便利なアイテムです。荷物をしまう棚にかけて置けるように引っかける部分が360度回転するタイプがおすすめです。
切迫早産で入院する時の暇つぶしアイテム
入院生活は寝たきりでやることが無いので暇すぎると毎日嘆いていました。
切迫早産の心配になるネガティブな気持ちを和らげて少しでも楽しく過ごせるように娯楽アイテムの準備もしておくと良いでしょう。
入院生活が1ヶ月以上かかる場合には特におすすめなのでぜひチェックしてくださいね!
タブレット
スマホよりも画面が大きく映画やユーチューブなどの動画系を見るのにはタブレットの方が断然楽しめます。それだけでなく家族とのテレビ電話で顔を見る時も大きい画面の方が見やすくておすすめ。
家にタブレットがある場合には家族に相談してぜひ使わせてもらうことをおすすめします。
レンタルwi-fi
病院ではWi-Fiが整備されていないことがほとんどで、暇つぶしのアプリの使用や動画配信サービスの利用にパケットの利用料はかなりのものになります。
私もパケットが足りずに初めは追加の通信料のギガを購入していましたが、1ヶ月以上入院したので結果的にレンタルWi-Fiを使用することにしました。
1ヶ月以上の長期入院が決まっている場合にははじめからレンタルWi-Fiを活用することを強くオススメします。中でも契約手数料が無料で契約期間に縛りのない解約料がかからないレンタルサービスのものを選ぶとよいでしょう。
私が実際に利用したレンタルWi-Fiのサービスはこちら⇒レンタルルーターは【FUJIWifi】期間縛り・解約金無し!
ワンポイントアドバイス
レンタルWi-Fiは高そうに思うかもしれませんが、契約しているキャリアの回線での使用料を増やすよりも結果的にお得になる可能性があります。それに病院内では医療機器に配慮しているせいでキャリア回線の電波が弱くて動画がすぐに止まってしまうことが多かったのがストレスでした。ポケットWi-Fiの方がサクサク動画が見られるのでぜひ検討してみてくださいね!
本
家に居ると何かと家事に追われて忙しくて本を読む暇もないでしょう。これを機会に話題の書籍などを読むのもいいですね。子供が生まれるともっと忙しくなるので読書を楽しむ暇は無くなります。今だけ楽しめる読書を思う存分楽しむのもいいですね。
雑誌
育児雑誌や料理雑誌をよく買ってきてもらって読んでいました。たまごクラブやひよこクラブは妊娠生活の疑問や不安を解消してくれるので読んでおくと勉強にもなります。料理に関しては離乳食の作り方や作り置きのレシピなんかを調べる時間がとれて退院後の生活に役に立ちました。
漫画
漫画が好きならぜひ持っていくといいですね!それにもっていかなくても漫画アプリや漫画のオンライン配信などを利用すればスマホやタブレットで見ることができます。音もでないので大部屋での入院生活にはピッタリです。夢中になって読み進めていると時間もあっという間に過ぎるので、今まで漫画をあまり読まなかった人でも好きなドラマの原作コミックなど中々おもしろいですよ。
私が利用していたのはこちら⇒【まんが王国】★お得感No.1★国内最大級の電子コミックサイト
動画配信サービス
せっかくですから暇な時間は、ドラマを一気見したり気になっていた映画を観るチャンスだと思って楽しみましょう。時間を気にせず、朝から晩まで何本も続けて観られるチャンスは産後にはなかなかありません。洋画、邦画、韓流・アジアドラマ、アニメなどの今まで見ていなかったジャンルの作品を見てみるのも案外ハマります。
dTV
ここでしか見られないオリジナルのドラマやバラエティがあるのが魅力です。好きな俳優さんのドラマが見つかるかもしれませんよ。海外ドラマも充実しているので韓流ドラマ好きには必見です。
またドラマや映画だけではなく人気アーティストのライブやミュージックビデオも見ることが出来るので総合的にエンタメを楽しむことが出来ます。
FOD PREMIUM
フジテレビ系のドラマが充実しているので好きだったドラマの一気見をしたい人には特におすすめです。独占タイトルが5,000本以上あるのできっと満足できるでしょう。
フジテレビ系の現在放送中のタイトルだけでなく、『コード・ブルー』『リッチマン、プアウーマン』『昼顔』などの過去の人気ドラマやバラエティ、アニメ、 映画など様々なジャンルを楽しむことが出来るのでテレビ視聴が好きな人には見逃せないサービスですね。
U-NEXT
U-NEXTは、見放題作品数No.1の動画配信サービスです。
映画やドラマ、アニメなどの動画だけではなく、マンガや書籍、雑誌など幅広いコンテンツを配信しているのできっとお気に入りの作品に出会えそうですね。
おやつ
入院中のストレスから解放されるためにお気に入りのおやつがあると気分転換にもなりますよ。ただし食べすぎは体重増加の原因にもなるのでご注意を。
おすすめはナッツやドライフルーツなど鉄分や食物繊維が多いものがお勧めです。
ワンポイントアドバイス
入院中は寝たきりになるので運動不足による便秘になりがちです。それにトイレも共有トイレなので気になってしまって便秘が酷くなりました。そんな時プルーンをおやつにしていたら便秘が解消されたのでおすすめですよ!
切迫早産で入院した時の体験談
これから切迫早産で入院予定の人や、まだ入院したばかりの人に私の体験談をご紹介します。参考になる部分もあると思うのでぜひ読んで見てくださいね。
過酷なベッド生活
大きいお腹で自宅でも苦しくて寝付けなかったのですが、病院のベッドは固くて眠れない日々が何日か続きました。アイマスクや耳栓、抱き枕など安眠グッツがあるのとないのでは大違いでした。
ベッドの上からトイレとシャワー以外は動くことが出来ないと言われてストレスが溜まっていき何度も気分が落ち込みました。毎日の回診でNSTという機械をつけてまだ出産は近くないことを確認するのも早産してしまわないかドキドキしました。
毎日家族が面会に来てくれたことと看護師さんが気さくに世間話をしてくれたことが心の支えでした。
張り止めの点滴
張り止めの薬を24時間入院中は点滴をつけています。そうすると点滴した腕の部位が2~3日すると腫れてくるので差しなおしを何回もしていました。点滴は刺すときの痛みよりも次第に化膿して腫れてきたときに痛みが強く、痛くて夜中にナースコールを何回も押して針を刺しなおしてもらいました。はじめは看護師さんに申し訳ない気持ちがありましたが、看護師さんの方からも無理しないようにと声をかけてくれたので辛いときは夜中でもナースコールをしたほうが自分のためです。退院する頃には両手が点滴痕だらけでボロボロの腕を見るのが辛かったです。
大部屋でのストレス
大部屋なのでいびきや寝言はやはり気になりました。耳栓は同室の人にもよりますがあったほうが心強いです。
また、張りが強くなって早産の危険性があるとして救急車でNICUのある大きな病院に運ばれていく人を何人も間近で見ていました。不安そうに運ばれていく妊婦さんを見ていると自分もそうなったらどうしようという不安が迫ってきて辛かったし怖かったです。
旦那や上の子が心配
2回目の切迫早産の時は上の子がまだ4歳の時でした。生まれてから1日以上離れて暮らすことがなかったので子供のことが心配でたまりませんでした。また、子どもの保育園の送迎もすべて自分が担当していたので旦那や両親に負担をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
自分しか知らない家の情報はしっかりと旦那に伝達するようにこまめに連絡を取り合うようにしました。面会の時には子供が離れるのが辛くて泣いてしまうこともあり私も何度も泣いていたことを覚えています。
とにかく暇すぎる
入院中はとにかく時間が長く感じました。早く退院したいという思いが余計に暇すぎると思えていたのでしょう。スマホばかり見ていたのでのパケット通信料が足りなくなって使えなかったときは絶望的でした。レンタルWi-Fiは暇つぶしの強い味方なので本当に1番おすすめしたいです。
まとめ
妊娠後期になると切迫早産になる可能性は誰にでもあります。そして原因ははっきりしていないことが多いので決して自分の生活が悪かったとは思わないでください。
いきなり入院になったら戸惑う気持ちはわかりますが、お腹の中の赤ちゃんのために出来ることが安静にすることなら仕方ないと割り切って前向きな気持ちで入院生活ができるといいですね。
少しでも不安が減らせるように気分転換できるものや快適に過ごせるアイテムを活用して切迫早産の入院を乗り切ってくださいね。
元気な赤ちゃんに出会えることを心からお祈りしています。